こんにちは、ひとしです。
ブラック企業では当たり前のように横行している「サービス残業」。
今回はサービス残業のデメリットについてお話していきます。
ちなみにメリットは皆無ですのであしからず・・・
以前の勤め先であるブラック病院でも残業が常態化していて、月60時間以上の残業が禁じられた時には自動的にサービス残業が発動します。
近年の「働き方改革」により、それまでと同じように残業申請ができなくなったがために、サービス残業が増えたというのはよく聞くブラック企業あるあるです。
しかし、サービス残業は労働者にとって
百害あって一利なし!
絶対にやってはいけないことです。
いかにサービス残業の害悪を説明していきますので、これを読んで必ずサービス残業から脱却してください。
1.上司が部下の業務遂行時間を把握できない
残業申請をしていないと、部下がどれだけ残業をしたかはわかりません。
業務量は成果物があれば大体把握できますが、それにどれだけの時間がかかったかわからないため、適正な業務量を与えることができず、過重な業務量を与えかねません。
サービス残業漬けになっているのに労務管理上は
「残業時間がゼロ、またはそれほど残業時間が多くない」
とうことになれば、まだ余力があると判断され、更に業務が割り振られます。
元より、ブラック企業というのは部下の業務量など微塵も考えないのに、それに拍車をかけることになってしまいます。
2.訴訟の際などに証拠が乏しくなる
これは大切です。
ブラックな環境過ぎて労基等に訴えを起こす場合、「長時間働いていた」という証拠が必要になります。
サービス残業ということは、おそらく紙媒体のタイムカードを切ったり、パソコン上での退勤処理を行ったりした後に引き続き業務を行うのでしょうが、そうした場合、
「サービス残業を強要させられた」
という証拠が揃いにくくなるのです。パソコンは使用しているでしょうからパソコンのログでも大丈夫ですが、証拠が少ないということは不利になりかねません。
3.何のために仕事をしているのか
基本的に労働とは綺麗ごとを抜きにして考えれば
「お金のため」
にやっていると言っていいと思います。
ですが、サービス残業は残業代が付きません。ではなんのために働いているのでしょう?
自分のため?患者さんのため?上司のため?
自己犠牲にもほどがあります。
「博愛の精神があるから給料が低くても頑張れる」
などと言った頭がおかしくなりすぎたブラック上司もいましたが、博愛の精神とサービス残業は交わるものではありません。
4.おわりに
以上、ここまでサービス残業のデメリットを書いてきました。。
サービス残業は労働者にはメリットはありませんが、雇用側には
「サービスでタダで働いてくれるからラッキー」
という利点があるので、できるだけ労働者にサービス残業をしてもらいたいのです。
「お前のミスだろ」
「これは会議だ。業務ではない」
このようにブラック上司は、息を吐くようにくだらない理由を並べ立てて労働者にサービス残業を強いります。
こんなものは無視してしっかりと残業申請をしましょう。