高校2年生から専門学校を目指すな【低い目標を設定しないで】

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高校生の皆さんにとって、進学や就職など高校卒業後の進路は大変悩ましいものでしょう。

あまり難しいことは考えず、今しかない高校生活を存分に楽しみ、3年生の中頃になってからようやく少しずつ考え出すという方が大半だと思います。

そんな中、高校2年生という早期から進路について考え、行動する人がいるのもまた事実です。

ですが、それだけ意欲的に行動しているにも関わらず、進学先に専門学校を目指す人を筆者は多く見てきました。

高校2年生から専門学校への進学を目指すことはちょっと待ってください!

この記事では、専門学校教員としての経験を持つ筆者が、高校2年生から専門学校への進学を目指すことの是非についてお伝えしていきます。

高校生の方はもちろん、その保護者の方にも大変ためになる記事になっておりますので、ぜひ最後までお読み下さい。

1.専門学校は簡単に入学できる

専門学校はほぼ無試験で簡単に入学することができるのです。

偏差値や評定平均値も求められることはなく、願書を出して形ばかりの面接などをパスすればなんの苦労もなく入学できるところがほとんどです。

中には倍率が高くて一丁前に入学試験を設けているところもありますが、基本的には大学より簡単に入学することができるのが専門学校の長所でもあり短所でもあります。

そういった来るものを拒まない専門学校は、高校3年生の1月になっても何もしてこなかったような生徒が駆け込むところであり、高校2年生から進路を考える立派な生徒さんが選ぶ進路ではありません

 

2.高校2年生のあなたには時間がある

高校2年生ということは、受験勉強の準備期間として十分な時間があります。

通っている高校の偏差値や従来の勉強習慣にもよりますが、本人が必死に進路を考え、今のうちからコツコツと一生懸命勉強に打ち込めば、よい結果を導きだすことができます。

それほどまでに時間があるのに、なにも専門学校という低い目標を設定することはないのです。

そうです、専門学校は低い目標なのです。

それだけ能動的に活動している高校2年生なら高い目標を目指したいものですよね。

 

3.専門学校関係者の話を鵜呑みにするな

専門学校では高校2年生を対象としたオープンキャンパスもあり、早い段階から入学者候補を集めようという魂胆があります。

高校2年生は進路のことなど考えず、部活やアルバイト、クラスメイトとの時間を夢中になって楽しんでいる人がほとんどです。

そんな中、高校2年生の時点で目的意識を持って大学や専門学校のオープンキャンパスなどに参加する人は本当にレアで優秀です。

専門学校側も優秀な高校2年生を放っておきません。あらゆる手段を用いて入学してもらおうと必死になります。


「あなたはとても素晴らしい」
「成績もトップクラスになれるだろう」
「あなたになら良い就職先を紹介できる」
「この業種は働きやすくやりがいのある仕事だ」


という耳障りの良い言葉を巧みに使い、必死に勧誘するのです。

もちろんこれら専門学校側の説明が全て嘘というわけではありません。
(ハリウッドザコシショウばりに誇張して盛っているところはあるでしょうが)

ですが、嘘ではないとはいえあなたにとって最善とは言えないのです。

別の記事でもお話していますが、「勧めてくる人から直接モノやサービスを買うな」という格言があります。

つまり“あなたの入学”という大きな売上金を得るためには、専門学校側はいくらでも綺麗ごとを伝えてくるのです。

 

4.専門学校のメリットは大学にもある

そもそも専門学校を選択するメリットはどういったことが挙げられるのしょうか?

1.大学にはない専門的な分野を学べる
2.都会にあるなど大学より立地が良い
3.比較的短期間で修了でき学費も抑えられる

他にもいろいろあるでしょうが、代表的なのはこの3つです。

4-1.大学にはない専門的な分野を学べる?

これらの中でも1の専門的な分野を学べることに魅力を感じて専門学校に進学する人が多いことでしょう。

医療系から工業系、アーティスト、デザイン、声優、果てはeスポーツなど、専門学校では多種多彩な職種を学ぶことができ、それらは大学にはないものも多くあります。

大学では学べないことが専門学校では学べる、ということが唯一のメリットだと言えるでしょう。

しかしそれは本当に役に立つのでしょうか?

医療系や工業系など国家資格が絡む専門学校はともかく、それ以外の芸能的な分野が単なる専門学校に行っただけで大成できるわけがありませんよね。

まあこの辺りのお話はこれだけで記事にできますので、ここまでにしておきます。

4-2.都会にあるなど大学より立地が良い?

大学といえば駅から遠かったりバスで通ったりと、通学の利便性がよくないところにキャンパスがあるイメージです。

逆に専門学校は、都会の一等地のビルに所在するなど交通の便も良く周囲には楽しい娯楽施設も盛りだくさんです。

とはいえ、「広大なキャンパス」と「都会のビル」ならどちらが楽しいでしょうか?

もちろん人それぞれ価値観は異なりますから、どちらに魅力を感じるかはあなた次第です。

しかし筆者が専門学校に通っていた際、コンクリートジャングルの中狭いビルに押し込められ、空気も悪く大層居心地の悪い日々を過ごしていました。

周辺の娯楽施設もすぐ飽きます。

専門学校には昔から漠然と憧れていた「キャンパスライフ」はないのです。

それに最近では大学も比較的駅に近く栄えた地域にキャンパスを建てる傾向にあり、昔ほどの不便さはなくなってきています。

4-3.比較的短期間で修了でき学費も抑えられる?

専門学校は1年~3年と、大学より少ない年月で修了することができ、それに応じて学費も抑えられます。

しかし、簡単に修めた単位で得られる給料はそれなりです。当たり前ですよね。

苦労したり難しかったり、担い手が少ない職業にこそ価値が高まり、良い給料を得ることができますが、専門学校を出たところで貴重な人材とは言えず、就職先からもらえる給料は雀の涙です。

大学生より早く社会に出たとしても、生涯年収では大卒に遠く及ばないのです。

卒業後は大抵の人が一生働き続けるのですから、奨学金を借りてでも最後の学生生活を存分に楽しんだらいいのです。

 

5.本記事のまとめ

  • 高2で専門学校を目指すのは待って
  • 時間があるのに専門学校は目標が低すぎる
  • 専門学校卒という学歴が応用が利かず弱すぎる
  • 専門学校は入学者確保のためいいことばかり言う
  • 専門学校だけが得られるメリットはほとんど皆無である

 

7.おわりに

以上、高校2年生の段階で専門学校は目指すべきではない理由について述べてきました。

筆者自身も高校は進学校だったにも関わらず、専門学校に進んだことで大変苦労の多い人生を送ってきました。

高校2年生から活動するような素晴らしい皆さんに、そんな思いをして欲しくないのです。

今のうちから勉強をしっかり行い、定期テストで点数を取り、評定を上げておけば指定校推薦で比較的簡単に大学に進学することもできるでしょう。

それに大学受験で経験した努力は、今後社会に出てもあらゆる場面で役に立ってきます。

ただし、この記事を鵜呑みにするのではなく、また専門学校の説明だけを信じるのではなく、専門学校に進むとどういう未来が待っているかを、ご自身でもしっかりと下調べをし、納得のいく進路に進んでください。

 

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