解説
僕の半生を4コママンガにしました。
ブラック専門学校での出来事を面白おかしくお伝えしていきます。
作画は安定しませんが、お暇な方はご覧いただきましたら幸いです。
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校長不在の中、出勤者の中でも一番役職の高い方が陣頭指揮を執ることとなりました。
確認すべきは
1.建物・什器・機材の破損状況
2.職員の安否
3.学生の安否
この3つです。
1の建物関係は、それほど大きな校舎ではないためすぐ終わりました。
揺れがひどかったので被害は結構ありましたが、お金で解決できるため大した問題ではありません。
また2の職員の安否確認についても、100人以下と少数ですし職員同士LINEなどでつながっているため特段の支障なくスムーズに完了しました。
問題は学生の方です。
1,000人近い学生の安否をわずかな職員で確認していくことは至難の業です。
パソコンから学生に向けて一斉メールを送ることはできますが、それに対して学生が返信することはできない仕組みになっているため、学生1人ひとり電話で安否を確認する必要がありました。
大変な労力を要しますが、指揮を取った役職者と職員は非常事態の中、見事なパフォーマンスを発揮しました。
しかし・・校長と広報部長が迎えに行った車に乗って出勤し皆のいるフロアに入って来た時、空気が変わりました。
そして3コマ目の発言です。
学生のことを気遣うふりをすることも必要かもしれませんが、校長にとっての第一の顧客は職員であり、職員の安否を把握することが先ではないでしょうか。
校長はその後も職員の安否には触れることなく、完璧な指揮を執っていた役職者を偉そうに呼びつけ、現状の報告をさせ、ダメ出しをしていました。
せっかくの連携がズタズタに切り裂かれることこととなりました。
学校まで歩くことをせず、カフェで迎えを待っていた人が今更来て何をやっているんだか・・。