専門学校のオープンキャンパスでの注意点【元教員が教える】

指さし 女子高生 専門学校

どの大学専門学校に進学しようかとパンフレットを見て悩んでいる方も多いでしょう。

そんな方にとって、進路を選ぶ際に大きな参考となるのが「オープンキャンパス(オープンカレッジ)」です。

学校や授業、また職種のことについて学校関係者から実際に教えてもらったり、設備を見たりできるためメリットが多い反面、注意点も必要です。

本記事では、元専門学校教員である私が、専門学校側の裏事情をぶっちゃけていきながら、あなたにとって誤った学校を選択しないよう、オープンキャンパスでの注意点をお伝えしていきます。

学校側の本音と建前を知ることができますので、ぜひ最後までお読みください。



オープンキャンパスはそれぞれの学校に足を運び、施設を見学したり教職員から説明を聞いたり、授業を体験したりして、学校の全体像を把握することができる良い機会です。

ですが、オープンキャンパスだけの情報で学校を選択するのは少し待ってください。

オープンキャンパスにはいろいろな落とし穴があり、与えられた情報だけでは誤った理解をしてしまう恐れがあります。

元専門学校教員である私の立場から、専門学校のオープンキャンパスにおいて気をつけるべきポイントをまとめましたので、これを読んでぜひとも良い学校選びの材料にしてくれましたら幸いです。

※私は専門学校の例のみ把握しておりますが、大学でも概ね似たような状況ではないかと考えます。

まず前提として

オープンキャンパスで学校が見せる姿はいいところだけ

ということです。

どういうことか、項目ごとにみていきましょう。

1.VIP待遇

オープンキャンパスとは、本来教育機関である学校が、学生となる皆さんを「お客様」として扱い、VIP待遇する日です。

エントランスで教職員が笑顔で出迎えるところからスタートし、移動は階段を使うことはありませんし、エレベータでは教職員が開閉ボタンを押してくれます。

飲み物やお菓子、時にはランチも出てきて、至れり尽くせりで対応してくれます。

もちろん、こういう待遇をしてくれるのは、あなたが入学してくれたら数百万円以上の授業料という名の「売上金」が入るからです。

2~3年間通ってくれたらもう300~400万円以上の売上になりますので、オープンキャンパスではそれはもう全力を尽くして接待するのです。

 

2.在校生や卒業生の意見

オープンキャンパスには教職員だけでなく、在校生や卒業生がスタッフとして対応してくれるケースがあります。

在校生や卒業生は実際にその専門学校の授業や実習、またクラス運営等を経験していますので、リアルな意見を聞くことができます。

しかし、忘れないでください・・・

その在校生や卒業生は学校側から給料をもらいバイトとしてスタッフをしているということを。

バイトということは、学校側からある程度の言論統制があります。

つまり例えば「在校生が大胆暴露!」と銘打って開かれたオープンキャンパスだとしても、もちろん本心ではなく

本当のことを話しすぎるなよ」という釘を刺されているわけです。

そのため「これを話したら入学をためらうかな?」といったような内容の話はせず、キラキラとした学校生活や職業の素晴らしさのみを語ることでしょう。

その話は決して嘘ではないにしろ、苦労するポイントや大変なところが見えてきません。

 

3.あなたには向いている

オープンキャンパスで教職員から直接話を聞く機会もありますが、教職員はあなたに出願してもらおうと、必死になってあなたにおべんちゃらを言います。

中でも

「〇〇さんはこの学校が向いていると思うよ」

これは僕も言われて嬉しかったのですが、

いやこの短時間でそんなことわかるわけないでしょう。

こればっかりは根拠のない発言です。このような教職員のセールストークに騙されないように注意してください。

 

4.いつまでも募集している

たとえば、4月度入学の募集を1~3月になってもまだやっているところは間違いなく入学予定者が集まっていないといえます。

入学予定者が集まらず、定員割れしそうなところほど、オープンキャンパスでの来校者の扱いは好待遇になります。

定員割れしている学校や学科には入学しない方がいいということは下記リンクの記事でも紹介していますので、目を通しておいてください。 

 

5.その他

  • 資格合格率や就職率は本当の数字ではないことがほとんどです。
  • 就職先もよく見てみると、知らないところばかりです。
  • 学費は授業料とは別に、教科書代や実習費などが別で小さく書かれています。

 

6.おわりに

結局のところ、専門学校は「教育」を商品として扱う「利益を追求する企業」と変わりません。

利益を追求しないことには経営が成り立ちませんので、1人でも多くの学生に入学してもらうよう、オープンキャンパスに来た方を全力でおもてなしをし、セールストークを繰り広げるわけです。

もちろん、それが悪いことではありませんし、専門学校が皆さんを騙そうと思っているわけでもありません。

「入学してくれたら、社会に通用する一人前の人間に育て上げよう」

という使命感を持っていることは確実です。

しかし「すごく良くしてくれたな」と、オープンキャンパスだけの「接待」的な好待遇のみを判断材料にして進路を決めるということは注意が必要である、ということです。

そんな状況で入学しても、
思っていたのと違う
そんなことは聞いていない

といったことになり、学校へ不信感を抱いてしまい、最悪退学してしまうといった事態になりかねません。

オープンキャンパスでは 「それほんと?」という疑う目線を大切にして、わからないことや不明瞭なポイントは事前にしっかり教職員に確認して、悔いのないよう学校を選んでください。

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