カワサキの250ccバイクである250TR。
生産終了したものの、大変人気のあるバイクで、中古相場も比較的高めに設定されています。
250TRのカスタム車両を入手したため、自分でできる範囲でDIYカスタムを行っている様子をご紹介していくシリーズ展開の今回は第18回目です。
前回の記事はこちらです。
今回はマフラーを換装した件です。
1.マフラーの用意
250TRに購入当初からついていたマフラーはこちらのRPMのものです。
耐熱塗料で黒く塗装し、外見も気に入って使用していたのですが、いかんせんやかましい!(笑)
もう近所迷惑になるレベルで音量が大きく、車検があるならばもちろん通らないくらいの騒音です。
そのため残念ですが別の静かなマフラーに換装することとしました。
そんな折、ちょうどメルカリで手ごろで良いマフラーを見つけたため、購入したのがこちらのものです。
エストレヤ用のトライアンフタイプマフラーと純正のエキゾーストパイプです。
※購入したものはステンレス製ですが、ネットで検索しても出てこなかったためスチール製のリンクを貼っておきます。
サイレンサーはステンレスのため錆びませんが、スチール製のエキゾーストパイプは錆びがひどいため、まずはクレンザーとブラシで磨きます。
注意点として、錆びのあるメッキはウェスなどで直接磨いてはいけません。
メッキの錆びは砂利のようなものなので、ウェスで磨いて錆びを落としても、その錆びがウェスにこびりついたままメッキ地を傷つけてしまうのです。
メッキを磨く場合は、今回のように研磨剤を付けたブラシで磨くようにしましょう。
このように、だいぶきれいになりました。
2.フレームの問題点
このマフラーを装着するにあたり、一つ問題点があります。
下の画像の赤丸の部分をご覧ください。
ノーマルの250TRは、フレームからステーが出ておりそれがマフラーを支えているのです。
ですが、この250TRはフレームがスムージングされているため、このステーが存在しません。
しかしトライアンプタイプのマフラーを装着するには、どこかで支えないといけないのです。
なんとかしてステーを復活させるべく考えた結果、コーナンのちょうどよいクランプを用いることとしました。
クランプでタンデムステップを支え、そのタンデムステップでマフラーを支える、ノーマルに基づいた方法でマフラーを固定することに成功しました。
ちなみに反対側のタンデムステップもなかったため、同様のクランプで設置しました。
全体像がこちらです。
クランプが地のままでは違和感があるため、フレームに合わせて黒く塗装することにします。
3.塗装して完成
黒のスプレーを吹き付けました。
スプレーの前にクランプの表面を少しやすりで削り、塗料がくっつきやすいようにしています。
加えてミッチャクロンを吹き付けることで、より塗料を金属に密着させるのです。
ちょっとした手間ですが塗膜の維持に欠かせませんので、金属に塗装する際はやすりがけとミッチャクロンを忘れないようにしてください。
塗装されたクランプを慎重に扱い、車体に装着していきます。
無事両側とも装着することができ、マフラー換装に至りました。
マフラーはさすがJMCA対応なだけあり、相当に静かな音量で大変満足です。
やはり大人である以上、車検が無くても法律やルールは守るべきでしょう。
装着に関しても、フレームのステーが切り取られていなければこんな苦労をしなくて済むのですが、それだからこそ思考錯誤して頭を使い、技術を用いて表現することで経験値が得られたのだと考えます。
DIYは一筋縄でいかないことこそ楽しいものです。