先日からタイヤ交換に関する話をしていましたが、ついに物資が揃い、休みが来ました。
Youtubeで予習はバッチリ、いざタイヤ交換を行います。選ばれたのはダンロップのTT100GP。パターンがかっこよく好みです。
250TR購入時から履いていたタイヤと比較、新品は気持ちが良いですね。
まずはフロントから、自動車に標準装備されていたジャッキを使い、前輪を浮かせて
キャリパーを取る。これだけでもブレーキに関わる重要な作業ですが、ボルト2本を取るだけです。
アクスルシャフトを抜くためにここを外して
アクスルシャフト自体は12mmという大きな六角レンチが必要なため、コーナンで購入しこのように使用
両側から攻めていきます。
固いけれども難なくアクスルシャフトを抜くことができ、フロントホイールを外せました。
外すだけなら初めてでも容易に感じます。続いてリムからタイヤを外していきましょう。
まずはこのバルブコア回しでバルブコアを外してチューブ内の空気を抜きます。専用工具が必要ですが、なんてことない作業です。
そしてこのタイヤレバーとリムプロテクターを駆使してタイヤを外します。
ビードブレーカーが必要かと思っていましたが、研究を進めるといらないという文献にたどり着き、レバーでビードを落としていきます。
てこの原理で簡単にビードを落とすことができました。
余談ですが、自動車のタイヤ交換を試みた際、レバーではビードを落とすことはできませんでした。SR程度のタイヤなら人力手作業でイージーです。
ここからが本番、ビードにビードクリームを塗り潤滑させ
リムプロテクターをはめてレバーでビードを上げていきます。リムプロテクターにも幾分かビードクリームを塗ると作業しやすいのかもしれません。
最初はバルブ付近から始めるそうです。
結構力を要します。10年もののタイヤだからでしょうか?たいそう固いなと思っていたら、奥側(反対側)のビードをまで持ち上げていました。固いわけです。
2本のレバーを駆使し、少しずつはがしていきます。初心者にとってはリムプロテクターが邪魔で、作業効率を妨げてしまいます。慣れるまではリムプロテクター無しの方がいいでしょう。
また、レバーが2本ではせっかくめくれたビードがうまく固定できず、やってもやっても元の位置に戻ってしまい一進一退の攻防となります。これもなれるまではレバーを3本用意することがベターです。
時間が思った以上にかかりつつ、確実に進めていきながら、ようやく外せました。
ここまでで約2時間くらいかかっています(泣)
初心者が感じた印象をまとめますと、
・レバーは3本欲しい
・レバーは高価なものを選択
・リムプロテクターはなかなか邪魔
・テコの原理だけれどもかなり力がいる
力がいるのはゴムが劣化して固いからかもしれませんが、膝でタイヤを押さえることが不十分だったことも要因です。しっかりと膝でタイヤを押し込み、リムの深みにはめることを意識しなけばなりませんでした。
タイヤをリムから外せられれば、装着は逆の手順を繰り返すだけです。タイヤが外れている間にリムをしっかり洗浄しリムバンドを装着。
こういうのは自分で作業をする醍醐味ですね。どこもかしこも手が入ると気分がいい。
次に、セオリー通りチューブにタイヤパウダーをまぶしていきます。
ベビーパウダーでも良いみたいですが、専用品を買っちゃうあたり初心者感満載です。
タイヤの中を粉まみれにしてチューブを入れる。
この際、チューブにある程度空気を入れておくと、ねじれなど確認できて正しい向きで入れることができます。そして紆余曲折を経て一気に完成。
装着途中の写真を撮っていませんでした(苦笑)。古タイヤを外すことができれば、新タイヤを装着することは比較的簡単です。
リアはまた今度の休みですが、コツを掴んだ分フロントよりは早くできるでしょう。
適切な予習とイメトレ、そして事前の準備が重要であることを痛感いたしました。
ともあれ、楽しいタイヤ交換作業でした。
※2018年12月18日の整備記録を加筆修正