TRのブレーキホースですが、納車時はこのようなホースがついていました。
ボルトの部分が赤と青で自分好みではないので黒一色に統一しようと考え、換装していきます。
セパハンから一文字ハンドルに換えた際、ホースの長さが短いと思って外したのがきっかけでもあります。(結局長さは足りており、外す必要はなかった)
購入したのがこちらのホースです。
これらを説明書通り、クラッチワイヤーの場所などに留意しながら組み付けます。
無事に組み付けたら、いざブレーキフルード注入ですが、これにはエア抜きが重要と習い、動画でエア抜きの様子を研究します。
油圧ブレーキは「パスカルの原理」が応用されているとのことで、その仕組みを大まかではありますが理解することができました。
要はホースの中を完全にフルード液で満たせばOKと解釈。では、取り掛かります。
ブレーキマスタを開け、
(この際、ネジをナメてしまったため、純正取り寄せしました(泣))
キャリパー側のフルード液の出口をゆるめ、ホースをつけてホースの先にシャンプーの口を取り付けます。
専用の注射器などもあるようですが、シャンプーのポンプ機能を利用してフルード液を吸い出し、エアを抜くことができます。
用いたフルード液はこちらのホンダ製ですが、カワサキ車であっても気にしません。
1.マスタにフルード液を入れる(注ぎ足す)
2.ポンプをプッシュプッシュして、フルード液を引っ張りながらエアを抜いていきます。
マスタ内のフルード液を絶やしてしまってはエアがかんでしまうため、そうならないように注意しながら1と2の動作を繰り返します。概ね20分程度かかって、
エアを抜ききり、ブレーキホース内を完全にフルード液だけで満たされていることを確認し、自分で締めたバンジョーボルトあたりからも漏れがないことを目視して、
マスタ内をフルード液でいっぱいにし、
新品のダイヤフラムに変えて閉口。
しっかりブレーキが効いております。最後に、キャリパーのフルード液出口のゴムパーツも純正新品にて交換。
きれいで気持ち良い。
無事ブレーキホースを換え、しっかりと制動できる状態にまでもっていくことができました。
マスタ内のフルード液残量をしっかり確認しながらプッシュしていれば、もうちょっと早くそしてエアをかまずにできたと思いますが、まあまあ及第点かなと自負します。
しかしブレーキを触ることは本当に怖く、よく教習所の問題でも「ブレーキが調子悪いことはエンジンが調子悪いことよりも大変である」みたいなものもあるため、細心の注意が必要です。
そこらへんを重々気をつけながらTRに乗っていきます。
しかし、達成感は大きい。
※2018年12月6日の整備記録を加筆修正