ガンプラ製作.7 1/100 機動戦士ガンダムSEED DESTINY スラッシュザクファントム 

機動戦士ガンダムSEED スラッシュザクファントム DIY

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のザクに魅了されてからもう3体目、今回はジュール隊隊長・イザーク=ジュールの駆るスラッシュザクファントムです。

この機体はこれとして製品販売されていません。本体のザクの部分はいくらでも代わりがありますが、背中のガトリングキャノンの部分(スラッシュウィザード)が存在しないのです。

しかし、原作の素晴らしいザクの様に魅かれた僕はなんとか再現できないものかと考えました。すると「アーマード・コア」のプラモデルから代替として使えそうなガトリングガンが販売されており、これを流用。右往左往しながら装着できるまでに至りました。
機動戦士ガンダムSEED スラッシュザクファントム
素組みの状態。キットは1/100ハイネ専用ブレイズザクファントムを使用。
なんちゃってスラッシュウィザードの下の方が淋しかったので1/144M1アストレイのバーニアを流用しました。

足延長から全身のヤスリがけとこなし、ディテールも前以上に追加していきます。今回から腰アーマー裏等見えない部分にも手を加えてみました。見えないですが、自身の充足感は大きいです。

そしてサーフェイサーで塗装の下地処理し、青色を吹いていきます。

今回はイザーク専用機とはいえ、それをそのまま再現してもおもしろくないことから08小隊のグフカスタムの色を意識して出そうとし、ネットのいろいろなグフカスタムを研究しました。

一つとても素晴らしい作例を見つけたが、塗料の調色レシピが書いていなかった・・筆者は己の眼を頼りに色を重ねていきました。

結果、見事に失敗してしまった。

理想の色は出ず。しかし、全身塗装してみたら様になるかもと思ったのが運のつきです。塗り終わったそれは完全にグフカスタムではなかったのです。

一つ一つパーツの塗料を紙ヤスリではがしてくという消極的な作業に突入。

本当に面倒だ。しかし、どうせやり直すならと更にディテールを追加したのがうまくいきました。

だが塗料をはがす作業がスムーズにいきません。楽を考えた筆者は、塗料を落とす有機溶剤を水で薄め、洗面器に溜め、パーツを入れ、洗い流す方法をとりました。

すると見事に塗装は落ちていった。これはすごいとと思った矢先、大事な部分が溶剤によりボロボロ崩れていきました。

間接等接合部を中心に崩壊していくザク。

少しは危惧していましたが、まあ大丈夫だろうと思ったのが浅はかでした。

涙を拭いながらパテで補修していきます。幸い、見た感じはほぼ影響はありませんでしたが、関節部がやられたため可動に大きな不安が残ってしまったのです。

そんな困難を乗り越え、再び塗装の段取りが整いました。

今回は事前に入念な調色を行いました。調色皿に薬さじのようなもので少しずつ塗料を混ぜ、白い紙にのせ色調を見ていきます。

これに約2時間。しかし、理想の色がでました。

吹き付け開始。暗い青→明るい青というグラデーション塗装を行います。

四肢部は綺麗な空のような青ができました。

胴体の青はこれまたぶっつけ本番・出たとこ勝負に挑んだが、完全に満足とはいかずとも、まあまあ深みのある青が出たとします。

スラッシュウィザードのガトリングガンは黒→銀で、部分的にクリアーオレンジ・クリアーブルーにより、焼き付けを表現しました。

そうしてデカールを貼り、つや消しクリヤーを吹き付け完成。
機動戦士ガンダムSEED スラッシュザクファントム
機動戦士ガンダムSEED スラッシュザクファントム
スラッシュウィザードの相方であるビームアックスもまたフルスクラッチしていきたいです。

なにはともあれ、これにて3体続いたSEED DESTINYのザクもひとまず終了。

次はまたガンダム系に戻っていろいろ試行錯誤していきたいです。
平成21年11月頃製作。

タイトルとURLをコピーしました