SRの車検が近づいてきたため、ユーザー車検を受けるべく準備を進めることとしました。
筆者のSRが車検にクリアするためには以下の課題があります。
1.ハンドルロックの復活
2.AISの復元
3.排ガス対策
4.3に伴う外見対策
5.光軸調整
前回の車検はバイクショップにやってもらったため、上記以外の問題点はおそらくないでしょう。
蛇足ですが、前回の車検時、既に車両の車検は切れていました。ショップの方に引き取りを依頼し、私の不在時に引き取りに来てくれましたが、SRがあった場所に別のバイクが・・?
そう、ショップの方はバイクに乗って私の家まで来て、そのバイクを置き、車検の切れたSRに乗ってショップへと戻って行ったのです。
車検が切れているということは当然自賠責も切れています。
そんな車両に乗っていくなんて、ショップの人間のやることなのでしょうか?
いや、ショップの人間でなくても、誰しもがやってはいけないことです。
そのショップは他にもいろいろ問題があったため縁を切りましたが、これで縁を切ったバイクショップは二つ目です。
まともなバイクショップと出会える日は果たしてやってくるのでしょうか?
そんな不安もあり、今回のユーザー車検に至った次第です。
その昔、ほぼ純正だった頃のSRを2度ユーザー車検に通していますのでそれほど脅威には感じておりません。
強いて言うならば当時と違うのは、勤務形態がシフト制から土日休みに変更になったことでしょう。
シフト制ならば、希望日を休みにしてユーザー車検に行けますが、土日休みならば平日に有休をとる必要があります。
そしてこの梅雨時期、せっかくとった有休が雨の可能性も十分あり得ます。
そんなスリルを感じながら、筆者のユーザー車検の準備はスタートしていくのでありました。
せめて車検満期の2か月前から受検できれば・・嘆いてばかりはいられません。まずはハンドルロックを復活させることとしました。
なぜこのSRはハンドルロックが効かないのか、車両をよく観察しました。
原因はすぐわかりました。キーシリンダーの位置が高いようです。
もう少しキーシリンダーの位置を下げることで、ハンドルロックを効かせることができるようです。
原因がわかれば対処は簡単です。
このように、トップブリッジとキーシリンダーの間に18mm程度のスペーサーをかますことで解決しました。
まあ理屈では簡単ですが実際にやるとなると大変です。ピッタリのサイズのスペーサーは無いため、近似値のものを切って削って整えて、
ヘッドライトをずらし、キーシリンダーを少し削り、奥深いところに指と六角レンチを駆使してスペーサーをはめ込んでと、なかなかの作業でした。
ですが無事にハンドルロックを効かせることができたのですから喜びもひとしおです。
ユーザー車検対策だけの、チェーンなどを駆使したハンドルロックも考えましたが、せっかく純正スタイルなんだから妥協せずにやりきろうと思った次第です。
普段の盗難リスクも減少して大変満足です。
※2021年6月24日の整備記録より転記および加筆修正。