カワサキの250ccバイクである250TR。
生産終了したものの、大変人気のあるバイクで、中古相場も比較的高めに設定されています。
250TRのカスタム車両を入手したため、自分でできる範囲でDIYカスタムを行っている様子をご紹介していくシリーズ展開の今回は第17回目です。
前回の記事はこちらです。
今回はサイドカバーを装着した件です。
1.サイドカバー部の現状
車両購入時よりサイドカバー部はダブルエムのアルミバッテリーケースが装着され、それがむき出しになっています。
250TRのカスタムの方向性として、
「できる限り純正に近づける」
こととしたため、それを実践すべく純正のサイドカバーを装着することとしたのです。
下の画像のように、純正のバッテリケースがサイドカバーからチラリと見えている様がとてもかっこいいと感じたことも大きいです。
2.純正バッテリーケースの装着
まずはヤフオクで純正バッテリケース(兼エアクリーナーボックス)を格安で入手しました。
グッズやマンガなどは専らメルカリで販売していますが、バイクパーツはまだまだヤフオクの方が主流ですね。
カスタム派の人たちがたくさん純正パーツを出品してくれているため、とても助かりました。
ダブルエムのアルミバッテリーケースを外し、配線を処理していきます。
あまり考えられずに詰め込まれただけのようで、こんがらがっていました。
この250TRはTMR36のキャブレターがファンネルで装着されているため、純正エアクリーナーボックスをエアクリーナーとしては使用せず配線入れの役割だけを持たせます。
そのままではキャブレターのファンネルと干渉するため、エアクリーナーボックスの不要な部分をカットします。
素材はポリプロピレンのため、安いノコギリで簡単に切れました。
バッテリーケースとエアクリーナーボックスを車両にはめ込み、配線を完璧に配置したところです。
やはり配線が綺麗にまとまると気分が良いです。
中古で購入した車両は自分でもちゃんと確認しておきたい箇所です。
3.サイドカバーステーの製作
次はいよいよサイドカバーです。
白のサイドカバーをヤフオクで探していたのですが、白は絶対数が少ないようでなかなか出品されませんでした。
黒はたくさん出品されていたため、黒を白く塗装しようかとも考えましたが、ポリプロピレンの素材は塗装が面倒なので諦めてカワサキから新品を取り寄せました。
ではサイドカバーを装着!といきたいところですが、そう簡単にはいきません。
この250TRは購入当初からフレームがスムージングされており、ステー類が取り除かれているのです。
サイドカバーのステーも例外ではなくカットされており、このままではサイドカバーを装着することができません。
前オーナーはアルミバッテリーケース装着時の見た目をスッキリさせるため、2度とサイドカバーを装着しない覚悟の上ステーをカットしたのだと考えますが、私にはその覚悟がありませんでした。
コーナンにて汎用ステーを組み合わせ、ステーの代替を作製しました。
本当にコーナンにはいつもお世話になっており、足を向けて寝ることができません。
フレームにある穴を利用し、なんとか帳尻を合わすことができました。
4.完成
無事サイドカバーを装着することができました。
アルミバッテリケースから大きな変更となりましたが、純正に近づけることができてとても満足です。
今回は手を加えられたフレームの難儀さを実感させられました。
これをご覧のライダーの皆さん、フレームだけは代わりが効きませんので、ステーのカットなど手を加えたいと考える場合は熟考に熟考を重ねた上で決断してください。
人間の気持ちなど簡単に移り変わっていきます。
できることならば、いつでも純正に戻せるようなカスタムを心がけてもらえると幸いです。