筆者のSRにはミクニ(MIKUNI)のTMR40がファンネル仕様にて2009年より装着されています。
換装直後、走りが激変したことに大変感動した覚えがあります。
また始動性も良く、いつでもキック一発でエンジンがかかるようになったことは大きなメリットでした。
しかし、昨今の私の脳内を支配している純正回帰への波がキャブレターにも押し寄せてきたようです。寄る年波には勝てません。
ですが、だからといって純正キャブレターに戻したいということではありません。やはりミクニTMR40の恩恵はそのまま享受し続けたいものです。
そこでTMR40はそのままに、ファンネル仕様をやめようと考えました。
ファンネル仕様ならば、大容量の吸気力で空気を取り込める反面、粉塵もエンジンに入り込んでしまいます。さらに吸気量の増加はそのまま燃焼量の増加につながるため、エンジンの寿命短縮を来たします。
法定速度遵守マンのヘタレライダーの筆者にとって、果たしてファンネル仕様の性能が必要なのかという疑問が生じるのは必然でしょう。
ということで、ファンネルから純正のエアクリーナーボックス仕様に戻すこととしました。
とはいうものの、SRのミクニTMRの情報は少なく、ファンネル仕様じゃなくした場合のキャブレターとしての機能性がどうなるかは不明です。
信頼のおけるかかりつけ医はその辺りもお詳しそうですが、作業を依頼しないのにアドバイスだけもらいにいくようなクズの所業はしたくありません。
そうとなれば実践あるのみです。
ミクニTMR40を純正のエアクリーナーボックス仕様に戻すべく、まずはヤフオクでエアクリーナーボックスを落札。
3型のものではありませんが、綺麗な個体を入手できました。
ちなみに購入車両についていたエアクリーナーボックスは、TMRに換装した折に取っ払って捨てました。
いつも言っていますが、なぜ純正部品を迷うことなく捨ててしまったのか、本当に過去の自分に腹が立って腹が立って仕方ありません。
そもそも自分で考えることも調べることもせず、大して理解もしていないのにショップに言われるがままファンネル仕様のTMRにしたことが悔やまれます。
まあ過去にばかりとらわれていては未来に進めませんので、この新しく手に入れたエアクリーナーボックスとともに明日へと歩んでいきます。
試しに車両にあてがってみて、キャブレターとの関係性を見定めます。
向きや距離は問題なさそうです。あとは、ツイッターでフォローしている方からお教えいただいたこの↓アダプターさえあれば
TMR40をエアクリーナーボックス仕様にできるようです。(アダプターは「スピゴット」とも言うみたいです。)
またアダプターの他、バッテリーのボックスやレクチファイアのステーなど細々したものが必要なので、具材集めに勤しみます。
やることがあるって楽しいですね。
※2022年3月5日の整備記録より転記および加筆修正。