家具を倒れないように耐震補強する突っ張り棒は既製品がたくさんありますが、それらのほとんどが白(ホワイト)一色で味気ないものばかりです。
おしゃれなものを見つけても、割と高額で手が出にくいこともしばしばです。
そんな時は自分の好きな色に塗装したり、ステッカーでディテールアップをしていきましょう。
この記事では、定番の突っ張り棒を黒く塗装したカスタマイズ例をご紹介します。
色を替え、少し装飾するだけでびっくりするほど完成度が上がりますので、ぜひ最後までごらんいただき、ご自身でDIYに挑戦してみてください。
1.突っ張り棒
対象の突っ張り棒はこちらのものです。
コーナンやカインズホーム、イオンなど、どこのお店でも手に入るような一般的なものです。
2.シリンダー部の加工
まずはシリンダー部の加工です。
シリンダー部とは、突っ張り棒の中でも一番細い部分で、芯となるパーツです。
この部分をロボットの関節のように、金属のような質感を表現できればかっこいいだろうと考え、シルバーのカッティングシート(ステッカー)を巻き付けました。
シリンダー部がどれだけ露出されるかは突っ張り棒を設置する間隔によりますので、大体の長さを測定し、カッティングシートが寸足らずにならないよう、多めに巻き付けておきましょう。
現段階ではかっこよいのかどうかはわかりにくいですが、完成した時の質感が向上することは間違いないです。
3.やすりがけして表面処理
次には全体をやすりがけしていきます。
スプレーの塗料をうまく乗せるためには、ある程度表面を磨く必要があります。
突っ張り棒を設置してしまえば、塗装面を間近で見ることもありませんから大体でOKです。
概ね800番程度の紙やすりで全体を一度磨いていく程度で終わりましょう。
どうしてもやすりがけが面倒だと感じる人は、最悪しなくてもOKです。
4.つや消しブラックでスプレー塗装
次は塗装です。
スプレーで塗装する前に、塗料が乗りにくいフチを油性マジックでなぞっておくと楽です。
塗装にはコーナンで購入できるつや消しブラックを選択しました。
突っ張り棒を設置する家具がつや消しブラックだったため、つや消しの方が統一感がでると考えたためです。
実際に設置する家具や周りの色味に合わせてつや消しかつや有りかを選択しましょう。
塗装自体は特にコツもありません。
前述しましたが、突っ張り棒を設置さえしてしまえば塗装面を間近で見ることはありませんので、塗装面がムラができても気にしないで結構です。
5.完成
塗装が終わり、分解していたパーツを組み立ててみました。
白いままの突っ張り棒とは格段に違い、見事インダストリアルなカッコよさを表現することができました。
シリンダー部分のシルバーカッティングシートがしっかりと金属地に見え、ロボットの関節機構を忠実に再現しています。
実際に設置してみました。
家具と色調を合わせたため、セット品かのような調和です。
耐震をしっかりやると、おしゃれにならないイメージがありますが、今回のように既製品を少し塗装するだけでも一気にかっこよく仕上げることができます。
今回のことから、耐震とおしゃれが共存できるということを証明することができました。
これをご覧の皆さんも、ぜひDIYに挑戦し、耐震とおしゃれを両立させてみてください。