「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」みたいな女性に魅力を感じます。
芍薬も牡丹も、そして百合もどんな花かわかりませんがこの言葉は耳触りがよくて好きなので、志しは高く花嫁探しに邁進いたします。
もちろん、それに見合うような男になることへの努力も惜しまない覚悟です。
以前の記事でペイトンプレイスのグラブバーの話をしたところ、「ペイトンプレイス」の検索に引っかかり、閲覧数が増えることに気づきました。
やはり老舗の名前は強いですね。しかし店舗もたたまれて久しいため、部品供給がなくならないか心配です。
CB72タイプの小型ウインカーから純正然とした大型ウインカーに戻すべくいろいろ思案しておりますが、特に解決の糸口を見いだせずに過ごす日々が続いておりました。
当初気になっているものとしては
アールプロのリプロ品です。
これは初期型レンズ(通称:おっぱいレンズ)と同型のレンズが使用されており、かつステーが短いため手っ取り早く理想に近づけるかと思いました。
しかし実際に装着歴のある方にご意見をお伺いしたところ、振動に弱すぎてすぐに壊れるとのことでした。
その方曰く、ウインカーが点滅しなくなったためレンズを外してみると、中には「粉末状のなにか」しかなかったそうです。
振動により電球が破損し、ミキサーのような原理で文字通り粉々になっていたようですね。大笑いです。
あとはパッキンが水の浸入を容易に許すなどなど・・でも見た目はかっこいいと思います。
なんてことを楽しく妄想しながら、印刷した画像に直接ウインカーを書き足してみました。
アナログ人間なので作業が荒いですが、眼鏡を外すか遠くから薄目で見るとそれっぽくみえます。笑
こうして考えては幾星霜、ついに決意しました。
まず悩んでいた点や譲れない点を整理していきます。
1.フロントは、初期型SRのようにヘッドライトケースとステーもろともウインカーボルトで止めたい。
2.それにはヘッドライトケース自体に8mmのネジ切りが存在するという障害がある。(ペイトンプレイス:ヘッドライトケース)
3.初期型ウインカーはボルト径8mmだが入手困難。現行の純正ウインカーだとボルト径が10mmのため、径を拡張する必要がある。
ということで上述のリビルド品はボルト径8mmにてこれを視野に入れましたが、使用者の上記談。
悩みに悩み、いろいろなパターンを踏まえてオークションを物色していると、やはり目が行くのは初期型ウインカーです。
こうして比較してみると、初期型なのに既に洗練されていることがわかります。
人気の品であるため、出品されているものにどうせ落とせないだろうとダメ元で初期型ウインカーに入札すると・・なんと予算内で落札することができたのです。
ウインカーの神は筆者に微笑んでくれました。
手元に届くやいなや、すぐさま取付にかかりました。
パーツが届いてからの次の休みが待ち遠しのなんの。
完成、ノスタルジックに尽きます。
激動の昭和さながらに旧車感が急激に沸き起こりました。
ウインカーに併せてヘッドライトステーも、ベルトランのオークランドタイプのものから、オフィシャルのロッカーズタイプのものに変更。
たまたまアップガレージで格安で見つけたものがちょうどよいハーモニーを奏でています。
旅に出る準備が整いました。
※2015年7月14日、8月18日の整備記録より転記および加筆修正。