このSR純正カラー(グリタリングブラック)のタンクを入手した筆者は、来る日も来る日もサイドカバーとシートカウルを探す日々に明け暮れていました。
そして遭逢の時は来ました。夏の暑さと秋の涼しさがない交ぜになるような日の昼下がりに・・。
まずはサイドカバーですが、問題は色味です。ヤフオクの画像では黒っぽく見えますが、深い緑や青、紺色などもまた画像では判断がつきかねます。
購入したものの手元に来てからタンクと全然色が違うというのは悲しい結末ですので、入念な質問を重ね、とりあえず黒であることと程度は悪くないことを確認し、争うことなく落札。
小傷はあったものの、コンパウンドで綺麗に。エンブレムも純正の当事物ですし、こんなに程度が良くて安くていいの?というほどのクオリティです。
しかし…色味が全く一緒…ではない…?
調べると、タンクのグリタリングブラックの他、ヤマハブラックやブルーイッシュブラックなどの違った黒もあります。
同じグリタリングブラックだけれども光の加減や眼の調子など微妙な差で違うのか、タンクは金属、サイドカバーはFRPだから全く同じ塗装でも違いが生じるのか、はたまた育ってきた環境が違うから経年劣化具合の差によるものなのか、はてさて・・
まあ機体に装着してみてから考えましょう。
続いてシートカウルもここぞというタイミングで入手することができました。秋の穏やかな虫たちの声がする頃です。
これも箱から開けたときはある程度キズがありましたが、コンパウンドで磨いて磨いてするとここまで綺麗にすることができました。
まさかこんなに早く都合よく、そして安くに程度の良いこの3点(4点)が揃うとは・・運命としか言いようがありません。
タンクのこのカラーリングはもう20年以上も前のものしか存在しないことから良い程度のものなんて出てくるわけがないと高を括っていましたので僥倖です。
塗装屋さんに完全に再現してもらおうかとも考えましたが、点数と色の多さから高額になることが予想されるため諦めました。
次の晴れた日の休日に機体に換装していきましょう。楽しみで浮わついた気持ちが仕事にも活かされます。
※2018年9月17日の整備記録より転記および加筆修正。