筆者のSRはエアクリーナーボックスを撤去しファンネル仕様としていることから、純正ツールボックスも外されています。
此度、車両のスカスカな感じが気になりだしたため、ギチギチに詰め込まれている感を少しでも演出すべく、ツールボックスをの再装着をしていくこととしました。
ツールボックスを含め純正部品を捨てまくった過去の自分を何度愚かしく思ったかはわかりませんが、気持ちを抑えてツールボックスをヤフオクにて55円で入手。
そもそも、ツールボックスはエアクリーナーボックスに依存する形で装着できるものであるため、エアクリーナーボックスが無い以上、代替となるステーを作る必要があります。
薄いプラバンを使ってイメージしていたステーを具現化します。
このような形状でツールボックスをフレームに固定することができそうです。
とはいえ、ペイトンプレイスのバッテリーケースを避けつつ、ツールボックスとフレームを繋ぐには3次元的に頭の中で図面を描き思考をする必要があり、なかなか難しいものです。
いきなりアルミステー1枚もので作ろうとせず、余り物のステーを何枚か組み合わせながら、フレームのボルト穴とツールボックス受けの位置関係を把握し、それで目安が立ってから本番に取り掛かりのが良さそうです。
あらゆるステーを用いてそれぞれを繋げていき、ポイントを確認しつつ、おおよその形が定まったものがこちらです。
これで大体の位置関係を掴むことができました。なにより1番の嬉しいところは、家にある廃材のようなステーを組み合わせてできたことですね。
やはり何でも捨てずに置いておくに越したことありません。これをもとに本格的にステーを作成していきます。
アルミ板に情報を落とし込んでいきます。
ツールボックスには純正工具を入れることから、ある程度の強度は必要です。アルミとはいえ厚さ2㎜、なかなか強敵です。
ケガいて折り曲げようとするもなかなか曲がってくれず、手動ドリルでの穴開けも苦労しました。
しかしながら、登り続けていればいつかは頂上にたどり着くもので、単なるアルミ板からステーを生み出すことができました。
感無量です。
このように段階を経ていろいろ試行錯誤する方が、結局は近道であることが「急がば回れ」であり、「急いては事を仕損じる」ことを防いでくれるのです。
最後に塗装して完成。
素人ゆえに施工時間はもちろん、構想する時間も加えて多大な時間を要してしまいました。
ですが、その過程全てが楽しいものであり、ものづくりの楽しさを改めて感じることができました。ものづくりの町、東大阪の近くですしね。
※2017年10月22日の整備記録より転記および加筆修正。