ある日、いつもの練習コースを意気揚々と走っている時、突如エンストしました。
何度キックをしてもかかりません。
今までも何度か交差点での停止中にエンストすることがありましたが、プラグかなにかだろうと安易に考え、プラグ交換以外の大した処置をしてきませんでした。
今回は、出先ということで満足な工具もなくなすすべが無かったため、初めてJAFにレッカーを依頼し、お迎えに来ていただきました。
JAFを待っている間、いろいろ思考を巡らせました。
エンジンに問題があるのかな
そいうえばタコメーターケーブルからオイルが漏れているしな
エンジンを降ろさないといけないとなると数十万円の修理費がかかるだろう
SRは好きだが現状では数十万円を出すほどの気持ちが無い
ここいらが潮時か・・
などと暗い思惑が頭の中を支配していきました。
JAFへの連絡から40分ほどで、レッカー車が来てくれました。
担当の方は気さくで優しく、丁寧にSRを荷台に乗せて運んでくれました。
私自身も助手席に同乗させていただきましたが、担当の方はSRの症状や問題点を予想していろいろ教えてくれたり、おすすめのバイクショップやJAF事情など楽しいお話をしてくださいました。
定められた距離内は無料で、自宅まで無料で運んでもらうことができました。
そうして不動となった私のSR、エンストした時の症状を思い出してみると、キャブレターが息継ぎっぽく「ゴフゴフッ」っと音がしていたため、キャブレターを疑いました。
キャブレターはミクニのTMR40ですが、前にオーバーホールをしてから10年程度経ちますので、恐らくこれだろうと考えたのです。
まあ悪徳ショップに任せたので本当にやったかどうかは不明ですが・・・
加えて怪しい症状として、サイドスタンドを立てて車両を傾けた状態でエンジンをかけ、車両をまっすぐに持ち上げるとエンストをする、ということもありました。
これはキャブレター内の油面が狂っているのか?とも考えたことがキャブレターが原因と判断した理由です。
このあと、
・ガソリンコックの分解洗浄と消耗品交換
・ガソリンタンクのサビ取り
・キャブレターの分解洗浄と消耗品交換
以上の作業を施しました。
しかし、結局これでもエンジンがかかることはありませんでした。
果たして、どうなってしまうのであろうか・・
※2021年11月1日の整備記録より転記および加筆修正。