今回の作品は『機動戦士ガンダムSEED』の無印1/100キットのブリッツガンダムです。
劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ではイザーク=ジュールが核が搭載されたデュエルブリッツガンダムに搭乗しますが、デュエルにブリッツの要素を採用するなんて驚きと感動で涙を止めることができませんでした。
このキットは無印にてMGではないものの、不出来なこのキットをどうにかかっこよくしてやろうと思い、購入に至りました。
製作過程ですが、、
・全体的にシャープさに欠けるため、丸まっているエッジを鋭くする。
・足(レッグ)長加工。
・平べったく底面積のでかい足(フット)を、高く、長く。
・腰アーマー延長。
・バーニア大型化。
・長すぎる肩を切って削って小型化。
・ボリュームが欲しいところにパテを盛る。
・プラ板によるディテール追加。
を行いました。
また、今回は「おゆまる」という商品を使ってのパーツの複製にも挑戦しました。
おゆまるとは、熱湯で熱せれば柔らかくなり、冷えればまたカチカチに硬化するという特性を持つものです。
これを型として使い、ポリパテを流し込んでパーツを複製したのです。複製はシリコンが一般的ですが、おゆまるはダイソーで買えるため、非常に安価です。
しばらくおゆまるを探すダイソー巡りを行いましたが、「おゆまるありますか?」と店員に聞く恥ずかしさといったらもうありませんでした。
そうこうと紆余曲折を経て、塗装前の準備が整いました。
サーフェイサーで下地を整え、面積の小さい色から塗装していきます。
まずは赤から。面積が小さいから特にこだわった赤を出すことなく吹き付ける。黄色も同様に。そして黒。しかしこれがいけませんでした。
黒光り具合がチンケなおもちゃのようになってしまいまいました。さらにその黒に相まって、適当に塗った赤と黄色が余計におもちゃ感を強調させています。す。このことから、どんなに面積の少ない色でも、手を抜いてしまってはいけないことを重々感じました。
全て塗り直しの運びとなり、やる気が削がれ、2カ月程放置。
前回のスラッシュザクファントムで調色の大切を大いに感じたはずなのに、「まあいけるだろう」と過信が再び失敗を招いてしまいました。
そして完成。
なんとかカッコよく仕上げることができました。
次回からは表面処理、そして本当に調色をもっともっと慎重に行っていきたいです。
平成22年2月頃製作。