カワサキの250ccバイクである250TR。
生産終了したものの、大変人気のあるバイクで、中古相場も比較的高めに設定されています。
250TRのカスタム車両を入手したため、自分でできる範囲でDIYカスタムを行っている様子をご紹介していくシリーズ展開の今回は第14回目です。
前回の記事はこちらです。
前回はアルミのバッテリケースを磨き、アルミ本来の輝きを取り戻しました。
走りの面には一切関わらないメンテナンスではありますが、バイクが綺麗ということはそれだけで気分を高揚させます。
それに自分でやったとなればその喜びはひとしおでした。
今回はテールランプを純正に戻した件です。
1.社外テールランプ
現状のテールランプはダブルエム(wm:ウェリントン)のものを装着していました。
以下の記事は過去にそのテールランプを装着した時の記事です。
250TRのカスタム方針として、純正パーツを活かしたカスタムにすることとしたため、まずはテールランプを純正に戻すこととした次第です。
2.純正テールランプ
オークションで入手した250TR純正テールランプがこちらです。
少し脱線しますが、250TRなら欲しいパーツは大抵オークションで入手することができます。
車種にもよるでしょうが、マイナーだったり不人気だったりする車両よりは、ある程度人気があって販売台数の多い車両の方が中古パーツが入手しやすくておススメです。
これからバイクを購入しようと考えている方も、以上の観点を少し頭の片隅にいれておいてください。
話を本線に戻しますが、オークションで目当てのパーツが簡単に手に入るとはいえ、注意も必要です。
この通り、一部に曲がりがありました。
オークション画像をよく見返してみると曲がり具合が確認できるものの、説明文に記載されていませんでした。
確認を怠ったこちらの落ち度ですのでクレームは入れませんでしたが、オークションやメルカリなどはこのようなデメリットがあるため要注意です。
工具で無事戻りました。
3.曲げられたフレーム
250TRは中古で購入したため、前オーナーがフレームにも手を加えておいでです。(前オーナーとは仲良しです)
リアフレームのループ部が本来の位置より少し上方に曲げられていました。
そのため画像の通り、フレームの下を通るようにテールランプステーを配置する必要があります。(本来はフレームの上を通る)
フレームの下を通りつつテールランプステーをフレームに固定するためにU字のステーを準備しました。
コーナンで見つけた代物です。本当にコーナンは楽しいところですね。
4.テールランプ装着開始
いよいよ装着です。
純正とダブルエム、両者のテールランプと比較してみると、純正はアルミ鋳造であるダブルエムよりだいぶ軽いようです。
この重量の違いがカスタム車両の脆弱性たるゆえんだと考えます。
社外品は純正品に比べて重かったり弱かったりし、一つ一つのパーツでは違いがわからなかったとしても、車両トータルで考えると大きな差が生じているのです。
それらの積み重ねが旅先で故障するリスクとなり、100%楽しいツーリングができない可能性が高まるのです。
純正テールランプではこの通り、しっかりフレームに固定することができます。
用意したU字ステーもピッタリはまり、確実に仕事してくれそうです。
横から見るとこのような状態になっています。
フレームの太さが曖昧だったため大まかな感覚でU字ステーを購入しましたが、何にせよ必ずしっかり測定してから買いに行くようにしましょう。
ステーの長さやボルト径など大まかな感覚で買いに行くと、大抵失敗します(笑)。
テールランプからの配線も確実にフェンダーに固定しておきましょう。
外見上スッキリさせることはもちろんですが、走行中にウインカーやテールランプが点灯しなくならないよう万全を期しておきます。
5.テールランプ装着完了
無事テールランプの装着を終えることができました。
強度的に問題ありませんし、バイク用でもなんでもない工業用品のU字ステーも違和感になく馴染んでいると考えます。
真横から見てもシルエットに破綻がなくまとまっていることでしょう。
今回のカスタムを終えての感想ですが、手を加えられているフレームでも少し頭をひねって考えることで純正パーツが装着できたことに大きな喜びを感じました。
フレームに手を加えられていることはデメリットが大きいですが、今回のように自分で考えてなんとか純正パーツを装着しようとする過程がとても面白く達成感がありました。
登る山は高い方がいいということでしょう。
まだまだ250TRのカスタムは続きます。
※前回とは違いサイドカバーが着いていますが、その模様もまた記事にしていきます。