筆者は剣道を習っていたこともあり、週刊少年ジャンプで連載していた『るろうに剣心』が好きでした。
好きすぎるがゆえに、中学の頃に居合刀を購入し、剣道と並行して居合の稽古に勤しんでいたのです。
誰もが安心して暮らせる新時代を切り開くため、自らが人斬りとなったその贖罪として、その瞳に写る人々を守り続ける人生を選んだ剣心、憧れます。
そんな風にるろ剣の影響もあり、筆者は日本刀に心底惚れ込んでいるのです。
るろ剣と時を同じくして、当時新発売のゲームである『クロノトリガー』のクロノの武器が日本刀だと知った際、刀の時代が来るのだろうと小学生の筆者は考えました。
日本刀の格好良さは、西洋の剣とは違い、装飾に依存しない刀身の仕上がりの美しさにあります。
鍔や柄などに最低限の飾りはあるものの、一番の見所は刀身であるというその潔さ。
建築や料理も同様に、日本はシンプルな中で至高を生み出していっているように思います。
まあこのあたりは掘り下げる知識ないですけどね。
そしてSR400もまた、そんな精神が表現されたヤマハの偉大なバイクだと考えます。
一見すると「なんも特徴めいたところがない」と思われるかもしれないSRですが、そこには考えに考えたスタイルが存在するのです。
※2013年2月27日 整備記録より転記。