SRからなにか異音がし出した気がし、耳を澄ましてみると「カンカンカンカン」という音が聴こえるようになりました。
比較対象が無いのでよくわかりませんが、「気のせい」は無い というのが筆者の持論です。
というわけでいろいろ調べた結果、カムチェーンテンショナーを調整してみることとしました。
まずはこの箇所を27mmのレンチで開けます。
※カムチェーンを開けると少しオイルがしたたりますので、ウェスを置いておきましょう。
筆者の手持ちの道具では、少しキャブレターをどかさないと干渉してしまいます。
道具選びの際は、どんな隙間にもアプローチできるような比較的細く小さい道具を選ぶと良いです。
一応、純正工具のこちら↓でもサイズ的には使えるのですが、長らく開け閉めしていないようなボルトにはびくともしませんでした。
27mmのレンチでカムチェーンのフタを開けると、このようになっています。
10mmのボルトとその内側にあるポッチリがツライチになっていることが正しい位置なのですが、画像のようにポッチリが凹んでいます。
正しい位置にすべく、22mmのボルトを緩めます。
ここからが調整の開始です。
ポッチリにマイナスドライバーを指して回らないように固定しつつ、10mmのボルトを時計回りに回していきます。
すると10mmのボルトが締まっていくことで、ポッチリとツライチになるのです。
この通り、ツライチになって正しい位置にきました。
あとは22mmのボルトを締めててフタをして終了です。
さらに異音がタペット音かどうかを確かめるべく、タペット調整もする必要がありますが、雨が降ってきたのでこの日はここまでです。
「カムチェーンテンショナーの調整」と聞くと、どれだけ難しいことでショップに頼むといくら工賃がかかるのか不安でなりませんでしたが、いざネットで調べてみるとこれだけの作業でした。
さらにYoutubeでは丁寧に解説してくれている動画がたくさんあります。
27mmや22mmのレンチを揃えるのはそれなりのコストがかかりますが、永くバイクを自分でメンテナンスしていくなら安いものです。
バイク屋にぼったくられた過去から脱した今、これからもどんどん自分でできることを増やしていきたいと考えます。
※2020年10月19日の整備記録より転記および加筆修正。