実はSRの車検が切れてからはや数ヶ月が経とうとしております。
転職し結婚し極貧生活に突入したところですので、なかなか車検に出すことを躊躇しております。
ほぼ純正に戻した愛機ですが、キャブレターはTMRに変わっていたり、AISをキャンセルしてたり、またハンドルロックできない等々の問題は山積な状況です。
車検を安く済ますならユーザー車検がありますが、それらの機体コンディションから自分では車検に通せません。
もとより土日祝休みで平日は有給休暇を取得しなければならないため、転職したての身ではユーザー車検はできかねます。
というわけで車検は業者に頼むということを前提として、少しでも費用を安く抑えられるよう気になっていた点を自分で整備していきましょう。
まずバッテリーが弱っていたので交換しました。
GSユアサのバッテリー。ネットで定価よりだいぶ安く購入できました。
問題なく付け換え、電気系統の点灯を確認。しかしホーンが鳴りません。ごく小さい音では鳴るため通電しているのは確かでしょうがなぜでしょうか。
ホーンがならない原因をいろいろ調べてみると、「ホーン中央のボルトを緩める」というのがありましたので
ここのボルトを緩めると鳴りました。
ボルトを締めすぎて例えるならシンバルを手で掴んでいた状態と同じ原理だったのでしょうか、簡単な処置で回復して良かったです。
そのままお店に出していたらホーン回復代としていくらかかかっていたかもしれませんね。タダで直ってよかったよかった。
バイク屋さんに引き取りに来てもらうまでにまだ時間がありましたので、気になる汚れなどを綺麗にしていくこととしました。
どなたかのバイク屋さんのブログにあった「歯医者に行く前には歯を磨く。バイク屋に行く前にはバイクを磨く」
心に響く名言です。
ざっと車体を見回すと、チェーンの汚が気になりました。そういえばフロントスプロケットは交換してから開けて見たことがなかったなと思い、開封してみると結構サビがありました。
前後スプロケットとチェーンをワコーズのチェーンクリーナーを用いてゴシゴシ磨き、サビを落としました。金属の重厚な輝きを取り戻しました。
マフラーを純正に戻したためセンタースタンドも装着しましたが、やはりスタンドが常についてると整備が楽です。センタースタンドがつけられないようなマフラーは役に立ちませんね。
次に、配線類のテーピングをしました。
剥がれはじめていた箇所がありましたので、綺麗に巻き直します。
最後に、フレームの塗装がはげている箇所をマジックでリタッチしていきました。
こんなんで満足しちゃいます(笑)。
自分の行いが少しでも車検代の節約になれば幸いです。これで正真正銘、車検の準備が完了しました。
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時は誰しも平等に過ぎ去り、日々に思いを馳せているとSRが車検から帰ってきました。
普段と違うシチュエーションだと、俄然シャッターチャンスです。
特になんの問題もなく、無事車検を通すことができたようです。
車検費用の明細をもらいましたが、そう言えば絶縁したショップは一切明細を発行してくれませんでした。
「明細なんて気にするのは野暮だ」って一体どういう意味なのでしょうか。
少し乗り出してみると、やはりプロの整備。心地良い乗り味を実現してくれています。いろんなところに手が加わったんだなと実感できる仕事がそこにはありました。
車検後に整備された感を感じることもまた、絶縁したショップではありませんでした。他のショップと関わることでいかにそのショップが異常だったかを痛感させられます。
ともあれ、また2年間、大切に磨いていきます。
あっ違うか。
※2019年6月9日の整備記録より転記および加筆修正。