カワサキの250ccバイクである250TR。
生産終了したものの、大変人気のあるバイクで、中古相場も比較的高めに設定されています。
250TRのカスタム車両を入手したため、自分でできる範囲でDIYカスタムを行っている様子をご紹介していくシリーズ展開の今回は第19回目です。
前回の記事はこちらです。
今回は再びハンドルを交換した件です。
1.過去のハンドル交換
以前にセパレートハンドルから一文字ハンドルに交換しましたが↓
車両購入当初からついていたダブルエムのバックステップから純正フォワードステップに変更したため、ライディングポジションが変になったことと、単純に低いハンドルは姿勢が厳しいと実感してきました。
加えて、純正シートへの交換とグラブバーが追加されたことでリア周りのボリュームが増したことから一文字ハンドルでは外見上のバランスが崩れたのです。
以上のことから、もっとアップなハンドルに交換することとしました。
2.マッハハンドル
どのハンドルにしようかと検討した時、本来の250TRのカスタムコンセプトであるマッハに着目しました。
このマッハに憧れ、250TRのタンクデザインに取り入れていますが、ハンドルも見事なアップ具合でとても魅力を感じました。
今回はこのハンドルに交換していきます。
残念ながら当時物の純正品はもうありませんが、ほぼ同じであろうハンドルがデイトナから生産されていますのでそちらを選択しました。
500㏄のマッハの車体に付けるハンドルなので250TRには大きいかな?と思いきや、
・マッハハンドル 幅 76.5cm 高さ11.0cm
・250TR純正ハンドル 幅 約78cm 高さ 約15cm
と、この通り純正ハンドルの方が大きいため、マッハより小さいTRでもこのハンドルが大き過ぎるといったことはなさそうです。
3.取り付け開始
バイクパーツの通販サイト「ウェビック」で注文し、簡単に手元に届きました。
車両にあてがってみると、今までの一文字ハンドルよりだいぶ大きく高くなるようです。
この段階でわくわくが止まりません。
ハンドルポストから一文字ハンドルを外し、グリップからスロットル、ブレーキマスタ、クラッチ、スイッチ類と外していきます。
一文字ハンドルからアップハンドルへ変更のため、スロットルワイヤーとブレーキホースを長いものに変更する必要がりますが、今回はそれらは割愛しハンドルだけの交換としました。
スイッチ類は純正のままなので装着可能です。配線がハンドルに沿うよう結束バンドで留めます。
何度も記載していますが、このような細かいひと手間が全体の完成度に貢献するのです。
4.完成
ハンドル交換は何度も経験しているため、今回も苦戦することなく交換することができました。
シートにまたがりコックピット視点から見ると、一文字ハンドルと比較してかなり幅広でアップめです。
これは楽な姿勢で長時間ゆったりと乗れそうです。
正面から眺めると、鳥が両翼をめいいっぱい広げているように見えます。
ハンドルを交換するだけで車両全体が大きくなったように感じるのは気のせいではないでしょう。
引きで見ると、一文字ハンドルより全体のバランスがまとまったと考えます。
やはり250TRの純正がアップハンドルなこともあり、マッハハンドルがとてもマッチする結果となりました。
本物のマッハには遠く及びませんが、それでも250TRは昔ながらの旧車の雰囲気を演出することができる優秀なバイクだと感じました。