先日、走行中にエンジンが止まったと思った矢先、ガソリンのかぐわしい香りが鼻腔を刺激しました。
見てみるとキャブレターからどんどんガソリンが溢れでているのです。ガソリンが湧き出る泉のようです。
陰圧のホースが切れていたので常にプライマリーで走っていたため、こんなことになってしまったのです。
パニックになった頭を冷静にしてプライマリーからONに戻し、オーバーフローを止めました。
初めてのことでかつ、バイクの中身の知識がほぼ皆無な筆者は峠で途方にくれました・・・
その時は原因がわからなかったので何回もキックをしてみましたが、もちろんかからず・・
キャブの中のフルートをなんとかしないことにはエンジンがかかるはずもないのですが、幸いここは山の上ということで坂道は飽きるほどあります。
押しがけで車両全体を刺激したらなんとかなるかなと考え、押しがけを試みたところ、心拍再開しました。
そして一直線に麓にあるバイク屋に向かい、店員の方に症状を話し見てもらうと、原因はタンクかコックからのサビ等が原因でフロートが上がりっぱなしになり、オーバーフローしたのだろうとのことでした。
あとはキャブのパッキンとかが経年劣化している可能性も一因かなということで、この際オーバーホールしてしまうことにしました。
この際だから、どうせキャブを外すならとボアエースの部品を装着しようと思いました。
TMR専用マニホールドとアダプターです。
交換前が純正ラバーなのでグラグラしてたのですが、しっかりホールドされ安定感が激化しました。
あとはサビの予防策として、これを付けました↓
キジマのガソリンフィルターです。サビなどのゴミをキャブレターまで行かせないようにするためのものです。
ガソリンフィルターの中では一番いい雰囲気を醸し出しています。
これでもオーバーフローするようなら、タンク内を花咲かGさんでもするしか手は残されていません。
※2012年11月14日整備記録より転記。