カワサキの250ccバイクである250TR。
生産終了したものの、大変人気のあるバイクで、中古相場も比較的高めに設定されています。
250TRのカスタム車両を入手したため、自分でできる範囲でDIYカスタムを行っている様子をご紹介していくシリーズ展開の今回は第12回目です。
前回の記事はこちらです。
前回は長年履かれてカチカチに固くなっていたタイヤの交換を行いました。
タイヤ交換はバイクのメンテナンスの代表的な項目で、結構な頻度で訪れる割に費用が高いため、自分でできれば大幅にお金を節約できます。
バイク整備のレベルも格段に上がりますので、そちらも併せてご覧ください。
今回はチェーン清掃を行った件です。
定期的な清掃はそのパーツはもちろん、バイク全体の寿命を延ばすことに役立ちます。
250TRでなくてもチェーンの車両にはためになる記事となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
1.ケミカルとジャッキ
使用したケミカルはワコーズのチェーンクリーナーとチェーンルブ(オイル)です。
少し高めの商品ですが、効果はてきめんです。
ワコーズより安く量が多いものもたくさんありますが、洗浄力が弱かったりオイルが飛び散ったりチェーンを痛めたりと、安かろう悪かろうです。
チェーン関係に限らず、ケミカルは高めのものをおすすめします。
また250TRはセンタースタンドがないので、同様にセンタースタンドが無い車両をお持ちの方はジャッキを用意しましょう。
後輪を浮かさなくてもチェーン清掃はできますが、浮いていると浮いていないでは効率が格段に違います。
2.チェーン清掃
それではチェーンの清掃を開始します。
チェーン全体にクリーナーを吹き付けます。
チェーンの向こう側にあるタイヤなどにクリーナーがかからないよう、段ボールなどでガードします。
次にブラシでひたすらチェーンを磨いていきます。
ブラシは歯ブラシでもなんでもいいです。ワコーズのクリーナーにもブラシが付属しています。
チェーンの間にホコリや砂利が噛んでいると、チェーンやスプロケットの寿命を著しく縮めますので、それらを徹底的に落としていきましょう。
しっかり磨いたあとは、惜しげもなくクリーナーを吹き付け、そしてウェスで吹き上げて汚れを落としていきます。
ここでクリーナーをケチっては元も子もありませんので、丁寧に吹き付けてください。
汚れが完全に落ちたら、チェーンオイルをまんべんなく吹き付けます。
チェーンを回転させながら、チェーンオイルを全面に行き渡らせましょう。
リアだけでなく、フロントのエンジンカバーも外してスプロケットを確認してください。
案の定、フロントにひどい汚れがたまっていました。
リアより閉塞的であるため、汚れがたまりやすくなっています。
フロントスプロケット・リアスプロケット・チェーン、この3点は新品に交換する時も同時交換が推奨されているように、清掃においても同様の状態を保つことが重要です。
このように、綺麗な状態を保ちましょう。
3.おわりに
以上、チェーン清掃を行った記録です。
定期的な清掃はバイクの異常を早期に発見することもできますし、大切に清掃することで愛着も高まっていきます。
少しでもお金を節約し、長く乗れるよう、定期的な清掃を欠かさないようにしましょう。