カワサキの250ccバイクである250TR。
生産終了したものの、大変人気のあるバイクで、中古相場も比較的高めに設定されています。
250TRのカスタム車両を入手したため、自分でできる範囲でDIYカスタムを行っている様子をご紹介していくシリーズ展開の今回は第2回目です。
前回の記事はこちらです。
前回はベース車両を把握すべく、大まかなパーツを外して観察したところまでした。
今回は手を付けやすい細部のパーツの交換を行いました。
装着年月は不明でしたし、ゴムやホース類などの消耗品が破損しては走行に支障を来たしますので、それほど高くないものであれば新品に交換することが一番です。
1.ハンドルグリップの交換
まずは手始めに、ハンドルグリップを自分好みのZ2タイプのものに交換しました。
数年物のハンドルグリップは見事に固着しており、固くてそのままでは外すことができなかったためカッターナイフで切断しました。
そしてZ2グリップをハンドルバーに挿入しようとしましたが・・新品のZ2グリップも固めなのか、なかなかはめることができません。
そんな場合はグリップを温めましょう。
ゴム素材であるグリップを温めると柔らかくなりますので、ハンドルバーにすんなり入っていきます。
今回はお湯を大体45℃前後まで温めたところにグリップを数分漬け込むことで、ちょうどよい柔らかさになり、簡単にハンドルバーにはめることができました。
Z2グリップはイボイボがあって適度な太さで握りやすく、機能面はもちろんのこと見た目もかっこよくておすすめです。
2.ガソリンフィルターの交換
ベース車両はガソリンタンクからキャブレターまでのガソリンが流れる経路にフィルターが挟み込まれていました。
キャブレターにタンク内のサビや汚れが混入してしまえばオーバーフローなどを引き起こす要因となってしまいます。
そのためフィルターは、大変重要でかつ安価に効果を期待できるパーツです。
ただベース車についていたフィルターは汚れがひどく接続方法も奇妙な感じだったため、私好みのキジマのフィルターを装着しました。
スムーズな走行をするにはスムーズなガソリン流れが大切です。
日頃のメンテナンス時にもガソリンホースやフィルターの確認は怠らないようにしましょう。
3.マフラーを耐熱スプレーで塗装
最後にベース車についていたRPMのマフラーを耐熱スプレーで黒色に塗装しました。
マフラーを黒く塗るということは完全に外見上の好みではありますが、個人的にはマフラーのステンレス地より黒の方が引き締まった印象になって好きなのです。
塗装前にマフラーをしっかり洗浄して脱脂し、吊らしてから吹き付けていきます。
一気に塗ろうとするのではなく、薄く何度も何度も塗り重ねるイメージで焦らず急がすゆっくり吹きつけることがコツです。
マフラー1本につきスプレー1本を使い切るくらいの量が適量です。
塗装が完成したら、マフラーとぶつけて剥げさせないよう慎重に車両に装着していきましょう。
車両に装着し、エンジンをかけて一通り熱を通して焼き付けたら完成です。
4.おわりに
今回は車両の中でも細かい部分について取り上げてきました。
カスタムとしては目立たない部分ではありますが、細部が整うことで全体の完成度がグッと上がっていきますので、バイクカスタムは細部にもしっかりと気を配っていきましょう。