今回はついにSRの異音が解決した件です。
カムチェーンテンショナーもバルブクリアランスも調整しましたが、異音は変わらず筆者の耳に届きます。
エンジンをかけ、何度も何度も音を確認しましたが、どこから鳴っているのかわかりません。
しかし「そんなところから音がするわけがない」と無意識に除外していたのがキャブレターでした。
オーバーフローなどの異常なく、正常に機能しているキャブレターが音源なわけがないと考えていましたが、異音に耳を傾けると、どう考えてもキャブレターから音がしているのです。
キャブレターのあらゆる箇所ボルトを締めてみたり、押し込んでみたりしたところ、一つの結論に達しました。
↓この部品がSRの振動により小刻みに動いていることで、音が鳴っているのだと。
まさかこんなところから…?
ファンネルの中に指を入れ、上述のパーツを押さえてみると、なんと異音が止みました。
しかしなぜこれがこんな音を出すのか…もう11年も使用しているし摩耗しているのかな?
間に合わせで、薄いステンレス板をはめ込むことで音を止ませることができました。
スロットルの開閉にも支障なさそうです。
根本的な対応としては、キャブレターを分解して原因のパーツを新しいものに交換する必要がありそうですが、原因がわかったことでここ数週間の悩みが解決され、とてもスッキリしました。
寒くなる前にあと気持ち良く乗れそうです。
※2020年10月25日の整備記録より転記および加筆修正。