カワサキの250ccバイクである250TR。
生産終了したものの、大変人気のあるバイクで、中古相場も比較的高めに設定されています。
250TRのカスタム車両を入手したため、自分でできる範囲でDIYカスタムを行っている様子をご紹介していくシリーズ展開の今回は第3回目です。
前回の記事はこちらです。
前回はハンドルグリップやガソリンフィルターなど、車両の細部の調整を行ったところでした。
今回は純正のガソリンタンクを装着した件です。
カッティングシートを使い、タンクのデザイン変更を行っておりますので、ご参考になりましたら幸いです。
目次
1.ガソリンタンクの交換
当初、ベース車両に装着されていたタンクはダブルエム(ウェリントン)のアルミタンクでした。
こちらのタンクはアルミの輝きと質感が高品質で大変かっこいいのですが、私の趣味ではなかったため、交換することとしました。
ちなみにこのアルミタンクをヤフーオークション(以下:ヤフオク)で出品すると、700,000円の値が付きました。アルミタンクの人気の高さが伺えます。
1-1.250TR純正タンク
私は250TRの純正タンクが好きなため純正タンクを装着しようとヤフオクで12,000円程度で入手しました。
車両自体が生産終了になっており、かつ年式が古いキャブレター車用の純正タンクを見付けることは少し難しいのですが、毎日のようにヤフオクやメルカリなどで検索をかけていれば、概ねご自身の予算に見合った純正タンクを見つけることができるでしょう。
1-2.純正パーツ入手方法
またカワサキから新品の純正パーツを購入することもできます。
こちらのパーツリストで純正部品の部品番号を調べ、ウェビックやモノタロウで部品番号を入力することで注文できます。
それほど難しいものではありませんので、純正パーツが欲しい方はぜひご自身でもやってみてください。
今回入手した純正タンクにはガソリンキャップがついていませんでしたので、それのみ上記の手順で純正ガソリンキャップを入手しました。
装着画像です。
250TRの純正タンクは小さくガソリン容量が6.6Lと、とても少ない量しか入りません。
そのため、上記のアルミタンクや互換性のあるカワサキのエストレヤ純正タンクに換装する方も多いようです。
私は外見上の好みから、250TRの純正タンクを選択しましたが、機能性か外見かはライダーさんそれぞれの価値観によるでしょう。
2.タンクデザインの変更
好みで選んだ純正タンクとはいえ、よりかっこいいと考えるデザインに変更したいと考えます。
用意したのはバイク用品店の2りんかんなどで量り売りされているカッティングシートです。
2-1.カッティングシートの貼り付け
予めデザインを決め、タンクのサイズなどを測った上で、カッティングシートを適した長さや幅にカットします。
カットしたシートを実際にタンクに貼り合わせていきます。
注意点として、タンクに限らずカッティングシートやステッカーを貼る際は、貼る面をしっかり洗浄し脱脂してから貼るようにしてください。
そうしないとすぐに剥がれてしまい、せっかくのステッカーが無駄になってしまいます。
逆に、貼り付ける面に食器用洗剤などを薄めた水をスプレーで吹き付けた上でステッカーを貼りましょう。
最初はつるつるしますが、自由に位置決めすることができるので一発勝負ではなく失敗を減らすことができます。
ステッカーの位置が決まれば、水分をしっかり拭き取りながら圧着していくことでしっかりと貼り付きます。
もともとの純正タンクのデザインであった「Kawasaki」はそのまま生かします。
全てのシートが貼り終えたら、タンク全体のバランスを考慮しつつ細部を整えて完成です。
思い描いていた通りの完成となり、わずか300円程度のシートだけでこれほどこちらが受け取る印象が違ってくるのかと、大変うれしく思いました。
既製品のステッカーや塗装は大変高額ですが、今回のようにDIYでステッカーを作れば格安です。
難しいデザインでなければ簡単にできますので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。
2-2.参考イメージとしたマッハ500SS
ちなみにイメージしたのは、250TRと同じくカワサキのマッハ500SSです。
※『Rider』より抜粋
カワサキが誇る名車で、現在中古車市場では300万円ほどの値が付く人気車です。
250TRはクセが無いため、どのようなカスタムにマッチする白ごはんのようなバイクです。
タンクだけでなく全体的な雰囲気もできるだけマッハに近づけるよう製作したいと考えています。
3.バム社製右側ミラー装着
最後にバム社製のミラー、通称バムミラーを装着して終了です。
ミラーとしては少し見にくいですが、これもまた見た目がとてもかっこよいのです。
ミラーなどハンドル周りは、バイク運転中に常に視界に入りますので、妥協することなく満足のいくパーツで統一したいところです。
4.おわりに
今回はガソリンタンクを中心にカスタム内容をご紹介してきました。
カッティングシートの切り出しを含め、できるカスタムは自分でやるDIYはとても楽しいものです。
保安部品など命に関わる部分は細心の注意を払わないといけませんが、外装などは自分で楽しく作業できることもまたバイクの魅力だと考えます。