ウォリストで壁面いっぱいの棚をDIY【部屋にピッタリのサイズに】

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たくさんあるマンガやフィギュアなどのコレクションを綺麗に飾りたいという思いは誰しもがありますよね。

大好きなキャラクターやロボットや車などの模型に囲まれての生活は大変幸せな気持ちになることでしょう。

しかし、コレクションを飾る棚を用意しようにも、大きな棚は値段が高かったり、デザインが気に入らなかったり、お部屋の寸法と合わなかったりしてベストな棚に出会うことはなかなか難しいです。

そんな方にはDIY、「DO IT YOURSELF」がおすすめです。

自分で部屋の寸法を測ってピッタリな棚を作ればあなただけの最高のコレクションディスプレイ棚ができます。

この記事では、「ウォリスト」を利用して壁面棚を作る様子を紹介していきます。

DIYが苦手な女性の方などにもわかりやすく説明していきますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事はこんな方におすすめ

・DIYが苦手な方
・賃貸にお住まいの方
・ホームセンターが好きな方
・コレクションがたくさんある方

1.賃貸の壁

棚を作ろうにも筆者は賃貸に住んでいるため、壁にドリルで穴を開けたり、ボルトを打ち込むことはできません。

賃貸でそんなことをしてしまえば、退去時に敷金が減額されるか、追加請求される可能性があります。
(ちなみに画鋲程度なら壁に穴が開いてもOKです)

今回施工対象となった壁がこちらです。

白い綺麗な壁で、手を加えることすらためらってしまいます。

この壁に一切傷つけることなく、壁面いっぱいの棚を作っていきます。

 

2.ウォリストについて

壁面に棚を作るにあたり、必須な器具がこの「ウォリスト」です。

ウォリストは、ツーバイフォーの木材に装着することで壁に柱としての役割をさせることができます。

単なるツーバイフォー材が、ウォリストのバネの力で天井と床の間を突っ張り状態にあり、柱の代替をしてくれるのです。

このツーバイフォー材に対して、棚を設置するためにドリルで穴を開けたり、ボルトを打ち込んだりしても、賃貸の壁は全く影響を受けることはありません。

このウォリストを用いて、壁面棚を作っていきます。

ちなみにウォリストと同じような役割の「ディアウォール」「ラブリコ」
というものもありますので、デザインの好みで選ぶといいでしょう。

私はデザインの武骨さからウォリストを選択しました。

3.支柱を準備し設置する

事前に寸法をしっかり測った上で、ホームセンターに行き、ツーバイフォー材を4本と塗料を購入。

木材カットを依頼して切ってもらいました。

店員さんがワンカット30円(店舗や地域によるかも)で、電動機械を使ってわずか数分でカットしてくれます。

カットしてもらうことで持ち運びが楽になりますし、何より持って帰って人力のこぎりでギコギーコしなくていいので助かります。

現物合わせは難しいため、必ず事前に寸法を測ってから来店するようにしてください。

塗料は塗るというよりは「染める」タイプのものを選択しました。

水で薄めた塗料を一度で塗るのではなく、何度かに分けて薄く塗っていき、希望の色を見極めながら塗っていきます。

ずっと塗料を見ていると、目の色覚がおかしくなってくるのか、完成してから「あれ?こんな色だっけ?」と感じますので、適度に他の物も見ながら、目の状態をフラットに保ってください。

塗り終われば天井に来る側にウォリストを装着し、床側に付属のゴムシートを貼り付けます。

どちらもズレないよう、ゆっくり慎重に装着してください。

ウォリストが装着できたら、壁面の希望の場所に立てかけ、ドライバーを使ってウォリストを突っ張らせていきます。

ボルトは予想していたより結構回さないと固定されなかったため、油断して倒れないよう支柱が固定されていることを確認するまでドライバーを回し続けてください。

ツーバイフォー材は軽くはないため、くれぐれも支柱を倒してしまわぬよう、細心の注意を払いながら作業をしてください。

支柱が立ったら、次は棚受を受け止める土台となる棒状のものを、これまたボルトで固定していきます。

ずれることなく水平に固定することで、後々乗せる棚も水平になりますので、定規などを当てて水平を出してください。

ここまでが支柱の工程です。

 

4.棚をカットし塗装していく

支柱の次は棚です。

こちらも寸法を測ったのち、ホームセンターで大きな板から切り出してもらいました。

コストをかければ良い板がたくさんありますが、私は安く抑えるべく、画像のような合板を切り出して塗装することとしました。

安い板でしたので、やすりがけを入念に行いました。

そして支柱と同じように塗料を塗っていきます。支柱と色味が合うよう、確認していきながらまた薄く塗り重ねていきます。

壁一面に棚を設置しようとすると、棚板が20枚程必要になり、その作業に大変骨が折れます。

それでも完成を予想して楽しく作業できるのがDIYです。

棚が出来たあとは、棚受を受け止める土台(棒)に棚受けを任意の場所に設置ていきます。

こちらは商品名「ファッション棚受け」というもので、ホームセンターに売っています。

ゴムハンマーなどで叩けばカッチリ固定され落ちることはありませんし、外す際もゴムハンマーで下から叩けば簡単に外すことができます。

こうして壁面棚が完成しました。

想像通りにコミックスをディスプレイでき、大変満足していたのですが・・・

強度的に難があり、時間経過とともに支柱がずれてきました。

ウォリストの耐荷重を考慮して設置したにも関わらずなので、気づかぬうちにコミックスが増えてしまったのか、1冊1冊の重さが微妙に計算と違ったのかetc・・・

そもそもウォリストの注意書きに、自立しない方法での使用は控えるよう記載ありました

これはウォリストだけでなく、ディアウォールやラブリコにもいえることだと考えます。

残念ですが、強度不足として作り直すこととしました。

 

5.支柱を2本にし改良を加える

支柱を2本にして強度をアップすべく、ウォリストの姉妹品を使ってツーバイフォー材2本を固定しました。

画像の要領で、2本のツーバイフィー材をつなぎ合わせ、向きを変えて設置します。

また棚受けを廃し、「ダボ」を打ち込んで4点のダボに棚板を載せる形式に変更しました。

 

6.棚板にカッティングシートを貼る

最後に棚板ですが、塗料で塗った色も良い風合いを出していたのですが、どうしても「手作り感」を払拭することができず不満に感じてしまったため、カッティングシートを貼ることとしました。

既製品の化粧板のように、カッティングシートに印刷された木目が綺麗に映えます。

ツヤもあり、一気に高級感が出ました。

 

7.完成とおわりに

以上、作り直しを経て、ようやく完成したものがこちらです。

初期型とは強度がケタ違いで、コミックスをたくさんディスプレイすることができています。

ウォリストの状態を定期的に観察していますが、ズレたり不具合が生じている様子はありません。

コスト面も、初期型で結局使わなかったものを計算から外せば15,000円程度で壁面棚ができます。

・ウォリスト 5個
・ツーバイフォー材 10本
・木材カット
・塗料
・カッティングシート

既製品では都合よくサイズが合うものがありませんし、あったとしても壁面棚となれば10万円は軽く超えるでしょう。

既製品には劣りますが、寸法のあったものを自分の好みで楽しく作れるDIYはとても良い趣味となります。

ぜひ多くの方に挑戦してもらいたいので、積極的にDIYに取り組んでみてください。

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